糖質オフはただやせるだけではありません。
糖質を控えると、活動のエネルギー源が糖質から脂質に替わるため、体脂肪をためにくい体になるばかりか体脂肪を燃やしやすい体へと体質そのものが切り替わります。
糖質の多い食事をしていると、血液中に血糖が滞り、流れが悪くなります。
反対に糖質を控えると血流が良くなるので、必要な栄養が全身のスミスミまできちんと運ばれ、肌や髪のコンディションもアップします。
糖質を大量に取ると血糖値の乱高下が起こり、血流・代謝が乱れます。
イライラや気分の落ち込みもこれが要因の一つと考えられます。糖質をカットすれば血流・代謝が安定するので精神的な安定も期待できます。
糖質の摂取を控えると、糖質と脂質という体内の2つのエネルギー源のうち、脂質を優先的に使用する体に切り替わります。そのため、体脂肪が燃えやすくなります。
主食などで糖質をたくさんとると、体内では、余った糖質(ぶどう糖)を体脂肪として溜め込む作用のあるインスリン(肥満ホルモン)が大量に分泌されます。
糖質を控えると、インスリンの大量分泌がないため、体脂肪をためにくい体になります。
私達人間の体は食事で糖質を摂取しなくても、肝臓でブドウ糖(糖質)を作る「糖新生」という働きが備わっています。
このとき、肝臓は多くのエネルギーを必要とするため、エネルギーの消費量がアップします。
食べ物を消化・吸収するときに消費するエネルギーは、糖質が吸収エネルギーの6%、脂質は4%に対してタンパク質は30%もあります。
糖質オフでタンパク質の摂取が増えると、食事によるエネルギーの消費量もアップします。