◎まずむくみがなくなり、次は憎い脂肪が消える!
糖質オフの食事の凄さは、体脂肪が減ることだけではありません。そのやせ方はさらに魅力的です。
まずむくみが取れて体がスッキリと軽くなります。1gの糖質は3gの水分を抱え込むため、糖質はむくみの最大の敵なのです。
むくみがなくなったら、次に消えるのは脂肪です。糖質オフの食事をすると脂肪をエネルギーとして消費し、必要オナ筋肉を温存するという、理想的な体型の変化が起こります!
ですから、一番気になる脂肪がぐんぐんなくなるのです。内臓脂肪は皮下脂肪に比べて燃焼されやすいので、真っ先にお腹に貯蔵している内臓脂肪が減ります。
その後は、余分な皮下脂肪が順に燃やされます。お尻や太ももなど下半身に脂肪があればそこからやせますしお腹や背中に脂肪がついている人はそれが消えてなくなります。
糖質を制限すると、体に蓄えたグリコーゲン(糖質)と脂肪という2つのエネルギー源のうち、脂肪が先に燃えるからです。
しかも、主食を抜く代わりにタンパク質を十分に取るので筋肉がやせ細ることもありません。カロリーを制限するダイエットでは、ステーキや焼き肉、脂肪ののったサンマなどを敬遠しがちです。でもその結果、肉、魚介、卵、大豆製品といったタンパク質が不足します。
タンパク質は、頭のてっぺんから爪の先まで人体の材料として必須です。不足すると筋肉を分解し、身を削って補います。そうして筋肉量が落ちると基礎代謝も落ちて、やせにくい体質となり、悪循環です。

◎糖質オフでやせれば、基礎代謝は減らない
これがカロリー制限ダイエットの落とし穴です。カロリーの摂取量が減ると、不足した分を体にためた分から補おうとするので体重は減りますが、そのとき同時に基礎代謝量を維持するために大切な筋肉までやせ細ってしまうのです。目標の体重に到達したのも束の間、もとの食事に戻した途端にリバウンドするのはこのせいです。
体重が戻るだけならばまだ良いのですが、こうしたダイエットを繰り返していると基礎代謝量が減り続けるので、どんなに食べる量を減らしてもやせない体になってしまいます。
ところが糖質をオフしてタンパク質を十分に取ると筋肉量を維持することができます。ですから食事をもとに戻してもやすやすとは体重は増えません。
糖質オフでやせたあとにお米や麺、パン、粉ものを食べて、翌日に体重が少し戻ったとしても、それは糖質が抱え込んだ水分によるむくみです。やせたあとは、体重や体型と相談しながら糖質のコントロールをすれば、理想の体型をいつまでもキープできます。


それでも、主食を食べたい人は・・・

ナカキライスやナカキの麺(ラーメン・ヌードル)を上手に献立に取り入れ、主食に置き換えることで欲求をコントロールすることが容易になります。